「ピアノの弦、ただ巻けばいいわけではありません。
2026/08/30
「ピアノの弦、ただ巻けばいいわけではありません。」
ピアノの弦には、正しい張り方があります🎹
ヴァイオリンやギターとは、弦の張り方も構造も全く違います。
今回は、ピアノの弦を張るときのお話です。
ピアノの弦交換では、ただ新しい弦を取り付けて音程を合わせればいいわけではありません。
チューニングピンに弦を巻く回数や量、ピンの周りにつくるコイルの状態、巻き口から弦が飛び出さないようにすることなど、ある程度の基本的なルールがあります。
もちろん、ピアノメーカーによって仕様が異なることもありますし、ピアノ調律師によって細かな考え方や作業方法に違いが出ることもあります。
ただ、基本となる考え方はほぼ共通しています。
ピアノには非常に強い張力がかかっているため、弦の張り方は見た目だけの問題ではありません。
適切な状態で弦を張り、チューニングピンの周囲をきれいに仕上げることも、ピアノを整備するうえで大切な作業のひとつです。
今回の写真の弦が、いつ、どなたによって張られたものなのかは分かりません。
そのため作業そのものを否定することはできませんが、現在の状態を見る限り、私であればできれば張り直したいと思います。
ヴァイオリンやギターなど、ご自身で弦交換をされることが一般的な楽器もあります。
しかし、ピアノは構造も弦にかかる張力も大きく異なります。
「弦が切れたから自分で交換してみよう」
「少し気になるから内部を触ってみよう」
というのは、基本的にはおすすめしていません。
弦交換だけでなく、チューニングピンやアクションなど、ピアノ内部の調整や修理については、ピアノの構造を理解したピアノ調律師にご相談いただくことをおすすめします。
普段は見えにくい部分ですが、こうした細かな仕事の積み重ねも、ピアノを良い状態で長く使っていくためには大切です。
グランドミュージックピアノ株式会社では、ピアノ調律だけでなく、弦交換をはじめとしたピアノ修理・メンテナンスにも対応しています🎹
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